六本木2丁目 アメリカ大使館宿舎の桜 2016年春
2016.04.06
カテゴリ:六本木の桜
六本木2丁目 アメリカ大使館宿舎の桜 2016年春
六本木案内人zenkoです。
六丁目2丁目は六本木通りと赤坂に挟まれた細長い地域です。
昔は麻布今井町と言われていました。
六本木2丁目は多くの部分をアメリカ大使館の館員宿舎で占められています。
このアメリカ大使館宿舎は元三井財閥の本家である三井八郎右衛門麻布今井町本邸が在った場所で、第2次世界大戦終結後はアメリカ軍に接収されました。
三井邸は明治39年にこの地に移ってきて、豪華な大邸宅は昭和20年の空襲で焼け落ちたようです。
屋敷内にあった国宝の茶室「如庵」は戦争を避けて他に移築していて無事でした。
如庵は織田信長の弟織田有楽斎が京都大徳寺内に建てた茶室です。
現在も残っていて、愛知県犬山市の有楽苑にあり、名古屋鉄道の所有になっています。
解体して大引っ越しの様子がフィルムに収められていてNHKのドキュメンタリーで放送されたことがあります。
面白いことに、如庵を京都から麻布へ移転する時は解体せずにそのまま車両で運び、麻布から大磯に疎開した時は解体して運んだそうです。
アメリカ軍に接収された後、三井家は西麻布へ移って行かれました。
右に写っているのがアメリカ大使館館員宿舎です。
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